インプラントについて

インプラントについて

使用インプラントについて

インプラントには数十種類のメーカーがあり、各社にそれぞれ性状と形態に特徴があります。本院では、これまで数多くのインプラントメーカーを使ってきましたが、各社の特徴を生かし、現在では症例によって使い分けをしています。

外国製であるか、日本製であるかは良し悪しがあります。海外のインプラントメーカーは、確かに歴史が長いため臨床データが多く、インプラントと骨との結合に信頼があります。しかし、あくまで外国人の顎骨を基準に作られたもので、日本人の細く、密度の低い顎骨には適さない場合もあります。それに比べ、やや歴史が浅いですが、日本製のものは日本人が基準ですし、世界に誇る日本の技術者魂がこもっています。精度に関して世界的にトップレベルです。

はっきりいうと、今のインプラントメーカーにはそれほど差はないと言えます。 各社が力を入れているところを良いとこ取りするのが1番だと思います。

使用インプラント

Zimmer社  Screw-vent MP-1(インプラテックス):アメリカ
※骨に問題がなく、骨質が疎の症例に使用します。


Zimmer社  カルシテック Splain Twist(白鳳):アメリカ
※人工骨を同時に使用するときに用います。


straumann社  ストローマン(ITI)デンタルインプラント:スイス
※骨径が短い場合に使用します。


KENTEC社  アルファタイトインプラント:日本
※骨に問題がなく、治療期間を短くしたいときに使用します。

インプラントの必要本数について

噛む力が強い、かみ合わせが緊密、骨密度が低い、人工骨を使用する場合、については、特に奥歯に関しては原則”1歯1本”が基本です。ただし、インプラントを埋めるスペースが狭い、歯の欠損数が多い(連続5歯以上)、インプラントを多くいれると清掃性が悪くなる場合、についてはブリッジ(橋渡し)タイプのインプラントとさせていただきます。前歯に関しては、審美性と耐久性を考慮して埋入本数を決めていきます。

※インプラントの必要本数というのは、例えば家やビルの設計と同じで、土台(骨)や環境(噛む力・清掃性)によって決められていきます。つまり、かなりの個人差が出てくる訳です。私たちは、将来台風が来ても負けないような設計を考えていくため、患者様の本数を少なくして費用を安くしたいという希望にそぐわないこともあると思いますが、本院のこれまでに培った多くの症例データより確実に良い方法を提案していきますのでご了承願います。

インプラントの治療期間について

個人差はありますが、手術後の骨の状態によって決まります。
基本的に上顎は骨密度が低いため、下顎より1ヶ月程度長くおきます。

簡易症例で骨に問題がない場合 ・・・ 2~3ヶ月

人工骨を使用してインプラントを固定した場合 ・・・ 3~5ヶ月

サイナスリフト術を行った場合 ・・・ 6~8ヶ月

※定期的なレントゲン撮影と、測定機器にてインプラントと周囲の骨との結合状態を判定して、
被せ物を製作していく時期を決めます。

保証期間について

インプラント治療も完全ではありません。生体に対することですので、予想外のことが起こることもあります。世界的に見て成功率(骨とインプラントが結合する確率)は95%前後だと発表されています。さらには、インプラントが成功した後でも、何年か経って歯周病にかかりインプラントを喪失することもあります。

そこで本院では、保証期間を設定し、植立後のメンテナンスを重視しています。インプラント本体の保証期間が5年としてあるのは、これまでのデータにより、5年間何事もない方は、その後もほとんど変わりなく使用しているケースが多いためです。歯周病等により不具合が生じる場合は、ほとんど2年以内に症状がでます。その場合は、必ず無償で再手術と十分なお手入れ指導をさせていただきます。ただし、6ヵ月毎のメンテナンスを受けてくださらない方に関しては、その限りではありません。

インプラントにはメンテナンスが不可欠ですので、最初にお約束させていただきます。 上部被せ物の保証期間について、上部被せ物は車でいうタイヤみたいな物です。必ず消耗していき、いずれ被せ直しが必要になることをご理解ください。